法の華三法行 ≠ よろこび家族の和 ≠ 天華の救済
前回の記事で、天華の救済は法の華三法行が改称した団体ではないと書きました。この点に関して、後で読み返してみるといまいちわかりにくいので、もう少しかみ砕いて解説することにします。
「天華の救済 公式ホームページ」でも、この点については解説されていますが、かなり歯切れが悪い表現になっていますし、若干不正確な内容も含まれています。そこで、今回はかなり踏み込んだところまで触れたいと思います。
まずは下図をご覧ください。
この図は、2000年から2002年までの各団体の設立・解散状況を表したものです。紛らわしいのは、活動内容としての「天華の救済」と団体名としての「天華の救済」の二種類があるということです。
「宗教法人 法の華三法行」は2001年3月に解散しました。その前年である2000年の年末には、「任意団体 よろこび家族の和」が設立されました。「よろこび家族の和」設立の天報告の直後に天声で「天華の救済」が示されました。この「天華の救済」は団体名ではなく、救済活動のことだと考えるとよいでしょう。
救済活動としての「天華の救済」には、「宗教法人 法の華三法行」も短い期間でしたが参加していました。「宗教法人 法の華三法行」が解散したあと、どこかが運営を引き継ぐ必要がありました。その時点で存在していた「任意団体 よろこび家族の和」が引き継いだのは自然なことでしょう。
ただ、行者の自主活動期間である「任意団体 よろこび家族の和」が継続的に運営を担っていくのは荷が重いこともあり、翌年の2002年に「任意団体 天華の救済」が設立されました。
この図を見れば明らかなように、「宗教法人 法の華三法行」と「任意団体 よろこび家族の和」は同時期に両方が存在しており、また、「任意団体 よろこび家族の和」と「任意団体 天華の救済」は、現在に至るまで両方が存在しています。
もし、「宗教法人 法の華三法行」が「任意団体 よろこび家族の和」に改称したのであれば、同時期に両方が存在するはずがありません。「任意団体 よろこび家族の和」が「任意団体 天華の救済」に改称した場合も然りです。
また、「宗教法人 法の華三法行」が直接「任意団体 天華の救済」したのだとすれば、両方とも存在していない期間が1年あまりありますので、これもやはり無理があります。
つまり、「宗教法人 法の華三法行」も「任意団体 よろこび家族の和」も「任意団体 天華の救済」も、それぞれ別の団体であり、改称したわけではありません。もっとも、互いに密接に関連していることは事実です。しかし、関連性が高いことと、改称しただけの同一団体であることは異なるのです。
決して少なくない方々が、天華の救済が法の華三法行が改称した団体であると主張しています。しかし、上記のように事実は異なります。このような事実に反する主張を行う人物については、他の発言もすべてその信憑性を疑った方がよいでしょう。