今日、ある用事が済み、友達と地元の駅のバスターミナルに向かっていたところ、駅...
天華の救済に関するQ&Aにはいくつかのパターンが見られますが、今回取り上げるのも典型的なもののひとつです。
detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1475324689
今回は、少なくとも回答になっていないということはありません。その正しさはともかく、論理的には整合性があります。すなわち、
そこで質問なんですが、「天華の救済」ってなんですか?よく言う、新興宗教、というものですか?
という問いに対して、
事件を起こした「法の華」が名前を天華の救済と変えてます。大変危険な団体です。
と回答していますので、以前に取り上げたQ&Aのような論点のすり替えではないことは確かです。
論理的には議論がかみ合っていますので、その点に関しては、この回答者は多少ましだといえます。しかし、回答の正しさ、適切さとなると話はです。
まず、以前取り上げたQ&Aでも取り上げましたが、公式サイトへの紹介がないのが、提供する情報を意図的に制限・偏向することでミスリードを誘おうとしている意図が見え隠れし、悪質さを感じます。
天華の救済の公式サイトは下記になります。
上記サイトの中で、法の華三法行との関係についても言及されています。
http://universal-joy.net/public/kyuusai.html
法の華三法行は、司法の場において、布教活動に問題があったとされました。これについては確かにその通りだと思います。しかし、法の華三法行が伝えようとしていた天・天声・天行力そのものが問題があったとか、虚偽であったとか、そういう話ではないのです。
最終的に問題視されたのは、布教活動における方法論にすぎません。
また、上記ウェブページでは、
「天華の救済」は、天・天声・天行力にもとづき人類救済を行う組織として、2001年1月6日に天声で示され誕生しました。
とありますが、公式サイトにもかかわらず、この内容は事実に反しています。
はてなキーワードの「天華の救済」で言及されているように、2001年1月6日に誕生したのは、救済活動としての「天華の救済」であり、それは法の華三法行の下で行われていました。
組織としての「天華の救済」は、2002年に設立されましたが、法の華三法行の解散から1年あまりのブランクがあり、同一組織が、宗教法人から任意団体に組織変更したということではありません。
さらに、天華の救済が危険な団体であるというのは、回答者の妄想や決めつけによるものであり、客観的な根拠は何一つありません。
さて、ここまでは主に天華の救済側の主張だけを取り上げて反論しました。このブログは原則その方針です。なぜなら、他方の主張は、回答者が行っているからです。
しかし、これを読まれた皆さんが、より正しい判断を行うためには、もっと多くの情報に触れる必要があるかもしれません。
その場合には、マスコミや悪徳弁護士の主張、あるいはそれらを元にした又聞きの情報(ウィキペディアの記事等を含む)ではなく、官報等の公式文書を参照されるべきです。